りょーまのぶろぐ

にゃーん🐱

「普通」の人①

どうも、無職のR-Ryomaです。

 

突然ですが読者の皆様は『普通』という言葉について深く考えたことがありますでしょうか?

日常的な会話で何気なーく使われているんじゃないか単語だと思われますが、取り敢えずは正確な意味合いを確かめるために広辞苑を見てみます。

 

普通【ふつう】

 (名 ・形動)

① いつでもどこにでもあって、めずらしくない・こと(さま)。 「日本に-の鳥」
② ほかとくらべて特に変わらない・こと(さま)。 「ごく-の家庭に育つ」 「 -ならもう卒業している」
③ 特別ではなく、一般的である・こと(さま)。 「 -高校」
 
 (副) 
① その事柄が多くの事例にあてはまるさま。一般に。 「日本では入学式は-四月だ」
② いつもではないが、ほとんどそうであるさま。たいてい。 「朝は-七時に起きる」

 

 いつでもどこでも、一般的、多くの事例に当てはまる、たいてい。まさに「「普通」」って感じですね。(それはそうだ)

日常的に使われる際の意味合いとしても上記のと変わりはないものと思われます。

 

例えば

「テストの点どうだった?」

「ふつー」

みたいなように

 

さて、この場合の「普通」とはどれに当たるのか。

形容動詞であることは間違いない。だが①~③のどれなのかというのは悩ましい点であろう。

しかしだ、この会話の場合は特に点数を明示したくないが悪い/良い点数だとも思われたくない場合に用いる、つまりは①か②であろう。

そしてテストというシステムが回答に対しての正確性、正答数、割合等々によって個々の能力を点数化させるものである、しかも大抵の場合は複数人を対象に行われているもの。それらを考慮するとこの場合は②であると思われる。

 

さて②の意味は何だったか、もう一度記すと

「他と比べて特に変わりのないさま」

だ。

 

他の人間と比べて特に変わりのないさま???おかしいと思わないだろうか。

テストの点数なんて人それぞれ、一体何と比較して「普通」等と言っているのか。この場合の「他」とは一体なにを指しているのか。

 

まあここまで引き延ばさずとも元学生の読者諸君なら分かるだろう。

そう『(特定の)三人称から見て不出来ではないと言われるであろう点数』だ。

一応何故なのか考えておく。先ほどの会話の場面、いつも通り、ぼちぼち、平均点くらい、そう言うような返答はいくらでもできる状況でなぜ「普通」を選ぶのかが鍵だ。

言葉の綾をつつくように見えるがよく考えてみて欲しい、上三つはどれも何となくの点数が示せるような発言だ、しかし「普通」はどうだろう。対象はいくつか検討がつくものの上下ではないだろうくらいの検討しか付かない発言だ。

そこから考えるにその件についての点数、つまり詳細は話したくないという意図が隠されているからではないこと筆者は考えている。

どうしてそんな意図を持っているのか、端的に点数を伝えればいいじゃないか。だがソレを拒否するのはできない/したくない状況なのだ。

そんな状況は言わずとも想像できるだろう。思い出してみて欲しい、読者諸君が過去にどんな状況で「普通」を言って誤魔化したのか。

 

 

筆者はこの「普通」発言の要因を三つ導き出せた。一つは自分の体裁を維持したい、二つはプライドが許さない、三つは伝えた結果不利益を被る、だ。

 

どれにせよ現在の自分とは別の、理想の自分若しくは三者から「普通」ではない現状を直視されたくないという思いの表れには違いがない。

 

ここまでつらつら書いて導き出した答えは結局のところ、気軽に言っていたその「普通」は原義から大きく逸脱した、今の自分ではなく誰かの考える『普通』(≒幻想の「他」)なのだ。

 

 

最後に一言、何故そのような「普通」を作り出してしまうのか考えたことがあるだろうか。

三者が考える「普通」の点数を仮に取ったとしよう、果たしてそれは何と比べて「普通」なのか。その時届いた幻想の「他」は本当に『普通』の状況なのか。

その時もし『普通』にならなかったら、一体『普通』とは何なのか。そして彼らの考える「普通」とは何だ。

 

(本題に入れなかったやんけ)